ジェムケリーはジュエリー業界の革命児

大胆な販売戦略で高収益を生むジュエリー業界の革命児・ジェムケリー、宝石販売の常識を変える進化するビジネスモデルとは?従来のジュエリー販売の常識を打ち破る、ユニークで斬新なスタイルがヒットし、わずか10年で年間89億円を売り上げるまでに成長しましたジェムケリーです。


その成長は、顧客の心を知り、その思いに徹底的に応えたから成し遂げられました。全く新たな販売スタイルを考え、強烈なエネルギーで社を引っ張る中野社長は、「ジュエリー業界の革命児」との異名をとっています。デフレ経済のなか、同社はハイクラスの宝石販売でいかに成長を遂げたのでしょうか?

ジェムケリーとコンコルド社

コンコルドは1908年、スイス・ビエンヌに創業し、伝統の技術と最新のテクノロジーに培われた高級宝飾時計メーカーです。そのコンコルド社とジェムケリーは提携してコラボレーションモデルを開発しました。この時計は、文字盤に8石のダイヤが入っており、角度を変えるとキラキラと輝く高級感溢れる一品です。サラトガはコンコルドの中ではスポーティーなモデルなのですが、ダイヤが入っているためかスポーティーな中にもエレガントさが漂う一本です。裏蓋はシースルーバックで、その裏蓋ガラスにはジェムケリーのマークが入っています。

ジェムケリー社内改善

ジェムケリーは、訪問販売業からスタートしたために行儀の良い社員が少なく、どちかというと販売だけが先行している集団だったとの反省から、会社の徹底的改善を目標に掲げ、辰巳先生を中心とした佳論のスタッフに研修や現場での指導にあたってもらっているとのことである。昨今は、利益至上主義がまかり通り、いろんな問題があらゆる業種で吹き出ています。もう一度、商売の原点に立ち返って昔から近江商人の経営哲学である「三方良し(さんぽうよし)」が大切だと思えます。「三方良し」とは商売にあたり「売り手良し、買い手良し、世間良し」を心掛けることです。

ジェムケリーでは全社員で表彰して祝う?

ジェムケリーでは、今後、動画コンテンツの充実を考えており、ジェムケリーのIT事業の柱にと考えています。 しかし、一部のジェムケリーファンからは、倖田來未は歴代のCMモデルから考えると人気度合いは別としてチープ過ぎるとの批判があるのも事実です。2006年4月13日より、社長の中野猛氏のブログが公開されています。


ジェムケリーでは、年に2回、優秀な社員や事業部を全社員で表彰して祝う行事を行っています。今回も京都のグランビアホテルで盛大に開催されました。今までは、売上の高い社員や事業部を表彰していましたが、昨年からは、売上だけではなく、お客から寄せられるクレームの数が少なく、また、お客に多くの満足を得てもらい、なお且つ売上を上げた社員、事業部を表彰するように変更しました。今回の表彰式を開催を通して社員の一人一人にIDO(いつでも、どこでもお客様)の精神がかなり浸透してきたと思えます。会社の体質を変えるために3年間もの間、走りつづけた成果がようやく現れてきたようですので、更なる改善が期待されるところです。

ジェムケリー誕生

ジェムケリーは、2005年11月にポータルサイト「gc55.jp」を誕生させました。 ジェムケリーの関連ブランドの全てのリンクが貼られており、同時にストリーミングで動画がみれる仕組みになっているのが特徴で、2006年1月現在はイメージキャラクターの倖田來未のCMとメイキングビデオが公開され話題になっています。 その他は、ポータルサイトと同時期に作られたウェブショッピングのジェマートのトピックスなどが掲載されています。


また、「gc55.jp」と同時にオープンしたショッピングサイトのジェマートでは、倖田來未がCMでつけたエヴォリューションケリーのアクセサリーシリーズの先行販売が即日完売となりました。従来の高級路線から1万円台で購入出来るリーズナブルな価格に方針転換したのが消費者に受けたと思われます。